BMIとは?
ボディマス指数(BMI)は、身長と体重を使って体脂肪レベルを推定する数値指標です。19世紀にAdolphe Queteletが開発し、その簡便さから健康指標として使われ続けています。
BMIの計算式
メートル法の計算式:
BMI = 体重(kg)÷ 身長(m)²
ヤード・ポンド法の計算式:
BMI = [体重(ポンド)× 703] ÷ 身長(インチ)²
計算例
メートル法の例:
- 体重:70 kg、身長:1.75 m
- BMI = 70 ÷ (1.75)² = 70 ÷ 3.0625 = 22.9
ヤード・ポンド法の例:
- 体重:154ポンド、身長:69インチ(5フィート9インチ)
- BMI = (154 × 703) ÷ (69)² = 108,262 ÷ 4,761 = 22.7
BMIカテゴリー(WHO基準)
| BMI | カテゴリー |
|---|---|
| 18.5未満 | 低体重 |
| 18.5 – 24.9 | 普通体重 |
| 25.0 – 29.9 | 過体重 |
| 30.0 – 34.9 | 肥満度I |
| 35.0 – 39.9 | 肥満度II |
| 40.0以上 | 肥満度III |
南アジア人向けの調整された基準値
研究では、南アジア人はより低いBMI値でも健康リスクが高くなることが示されています:
| BMI | リスクカテゴリー |
|---|---|
| 18.5未満 | 低体重 |
| 18.5 – 22.9 | 正常 |
| 23.0 – 27.4 | リスク上昇 |
| 27.5以上 | 高リスク |
子供と青少年のBMI
2〜19歳の子供については、年齢と性別によるパーセンタイルを使ってBMIを解釈します:
| パーセンタイル | カテゴリー |
|---|---|
| 5パーセンタイル未満 | 低体重 |
| 5〜84パーセンタイル | 健康的な体重 |
| 85〜94パーセンタイル | 過体重 |
| 95パーセンタイル以上 | 肥満 |
BMIの限界
筋肉と脂肪の区別: BMIは筋肉量と脂肪を区別しません。高い筋肉量を持つアスリートは優れた健康状態にあっても「過体重」に分類される場合があります。
脂肪の分布: 内臓脂肪(臓器周囲)は皮下脂肪よりも危険です。BMIは脂肪がどこにあるかを測定しません。
民族性: 異なる民族グループはBMIと脂肪組織の間に異なる関係があります。
フィットネスレベル: 同じBMIを持つ2人の人が非常に異なるフィットネスレベルを持つ場合があります。
代替的な指標
腹囲身長比: 腹囲を身長で割った値が0.5未満であることが最適な健康状態の目安です。例:腹囲80 cm、身長175 cm → 80/175 = 0.46(健康的)。
腹囲(NICEガイドライン):
- 男性:リスク上昇 ≥94 cm、高リスク ≥102 cm
- 女性:リスク上昇 ≥80 cm、高リスク ≥88 cm
体脂肪率: より正確ですが、DXAや水中体重測定などの専門的な測定方法が必要です。
ウエスト・ヒップ比: 脂肪の分布を推定します。値が高いほど腹部肥満を示します。
健康的な体重の計算
身長1.75 mの場合、健康的な体重の範囲(BMI 18.5〜24.9)は:
- 最小:18.5 × (1.75)² = 18.5 × 3.0625 = 56.7 kg
- 最大:24.9 × (1.75)² = 24.9 × 3.0625 = 76.2 kg
BMIを適切に使う方法
BMIは最終的な診断よりも、会話の出発点として使うのが最適です。健康の全体像を把握するために、他の指標(腹囲、血圧、血液検査)と組み合わせて使用してください。